三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

宋慶齢故居

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后海北沿を西へ、しばらく歩いたところに宋慶齢故居」がある。

この女性、宋慶齢孫文の奥さん

私は「宋家の三姉妹」という映画を観てから、ぜひ「宋慶齢故居」に行ってみたいと思っていたのだ。

時代の流れに翻弄されながら、強い意志を貫いた女性のたくましさを感じたからだ。






その宋慶齢が70歳からの18年を過ごした北京の家が「宋慶齢故居」

女性の展示館だからか、身近に感じるものも多い。

また、展示品がとてもきれいに保存されいる。




中国に来た方ならわかると思う。とにかく、こういう場所を見学に行って驚くのは、展示・保存状態の悪さ。

これじゃ、貴重なものが泣く~~と思う。

埃をかぶり、太陽光が当たり、日焼けして、色あせて、湿度管理もしていないのが、普通だ。

だけど、この「宋慶齢故居」展示保存状態は、今まで行ったどの施設よりいいと思う。




まずは展示場、写真、愛用品、手紙、衣服などが年代ごとに展示されている。

時代の先端か?宋慶齢愛用のレッグウォーマー。レッグウォーマーもない時代に、自分で編んだのだ。

見事なのは宋慶齢のお母さんの婚礼衣装。見事の一言。刺繍、細工素晴らしい。




展示場をぬけると、部屋がいくつか公開されている。

高い天井、広い階段、洋館のような造り。

公開されているのは1階の客用ダイニング、客用居間

2階の書斎、寝室兼仕事部屋、その隣の小さなキッチン

各部屋の入り口がガラス張りになっていて、そこから見学できる。




アメリカの大学に留学、英語はもちろん、ドイツ語、ロシア語、フランス語もできる才女。

書斎は各国語の本でいっぱいだった。寝室兼仕事場のテレビの上には日本人形が飾ってあった。




建物から外に出ると左に鳩小屋。

宋慶齢は平和の象徴として鳩を可愛がっていた。


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おすすめ見学スポットです。入場料20元、見学には1時間から1時間半。近くには、Soukoさんのブログで紹介の九門小吃もあります。(お昼は1時半に閉まるので間に合いませんでしたけど・・・)秋のさわやかな季節、お散歩がてらいかがでしょうか?


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映画の紹介「宋家の三姉妹」・・・アマゾンから抜粋

新しい時代を夢見る3人の女性を描くヒューマン・ドラマ。今世紀初頭の中国。古い因習にとらわれずに育てられてきた宋家の三姉妹アメリカ留学から帰国した彼女たちは、それぞれに全く異なる結婚相手を選ぶ。長女の靄齢は財閥の御曹司と結婚し、中国経済を左右する大財閥を築く。次女の慶齢は革命家・孫文と恋をし、彼とともに情熱のすべてを革命に捧げる。そして、三女の美齢は野心あふれる若き軍司令官、蒋介石と結婚する。