三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

奇跡

7月25日、2週間ぶりに父に会った。頬がさらにこけて、顔が小さくなっていた。

驚いたのは、ヘルペスで口の中、周りに内出血があったのが、きれいに治っていたこと。

危ないといわれてから1ヶ月、驚異のがんばり。

病院の呼吸器内科の医師も、看護士さんたちも、みんな驚いている。

しかも、治療と本人のがんばりで、敗血症の菌が落ち着いた、炎症反応2まで下がったのだ。

「奇跡としか言いようがありません」
「あの、状態から持ち直す患者さんは、まず、いません」と担当医は言う。



夏休みになるまでの2週間、気が気じゃなかった。

待っててくれたんだね。帰ってくるの。ありがとう、お父さん。

「夏休み中、ずっといるからね」の一言に、父がにこっと笑った。