三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

敗血症

敗血症。怖い病気。字のとおり、血液が菌に負けちゃうんだ。

父は肺膿瘍、肺真菌症の闘病から敗血症になった。播種性血管内凝固症候群も進行している。

今回が敗血性ショックの2回目。1回目は抗生剤のおかげで何とか、乗り切って、食事もとれるところまで戻ったが、その後2回目が襲ってきた。抗生剤、利尿剤、昇圧剤を使っての治療が続いている。

誤嚥が怖いので、食事も水も飲めない。ブドウ糖点滴だけ。胃ロウからの栄養補給も逆流による誤嚥性肺炎が疑われるので今はできない。

口・のどがカラカラに乾いているけど、ごっくんと水を飲む事もできない。飲み込む力が落ちているので、水一口が呼吸困難を起こしかねない。だから、大きな綿棒に水を含ませ、口の中を湿らす程度の事しかできないのだ。

発熱40度近くで使用していた座薬を1日3回にしてもらった。血圧が下がるから使えないと言われたけど、父を苦しみや痛みから解放して欲しいからと、医師に頼んだ。

どうしてこんなことになっちゃったのか?・・・命を覚悟しなければならない病気であれば、時間をどう使うかとか考えるけど、誰もが治ると思っていたから・・・治ると信じて、病と闘っている父のこの1年2ヶ月がつらすぎる。