止められた夫
昨日の夜中のことです。
接待で遅くなると、夫は朝出かけていきました。
そして、夜、私が寝付いてしばらくして、
電話が "リーンリーン"
うるさいなぁ・・・何でこんな時間に電話がかかってくるんだ、まったく!
「あのOfficeですけど、1階にご家族が鍵を忘れて入れないと言っています」
「えっ?」
「1階にご家族が鍵を忘れて入れないと言っています」
「うちの夫でしょうか?」
「はい、多分・・・」
「分りました、ドアあけます」
眠いのに、何で!!!!もう~1時半じゃないのー
ドアを開けてしばらく待っていると
警備員に付き添われた夫がエレベーターから降りてきた。
「こいつがアホッなんじゃ!!!」
≪はぁ~?≫
夫の肩越しに泣きそうな顔の警備員が見えました。
≪あー相当悪態をついたな・・・≫
もともと短気の上、北京に来てからますます短気に・・・
お酒飲んだ時の悪態のつき方なんて、かなりひどい(他人のふりしたい程)
≪カワイソウ、やられたね・・・でも、この人←住人だから≫
公寓の各棟入り口は2重扉になっていて、
内側のエレベーターホールに通じるドアは夜11時を過ぎると閉まる。
警備員が暗証番号を入れないと開かないのだ。
面識のない、酔っ払った、ネクタイしてない
鍵も持たない、公寓スポーツクラブのIDカードも持たない男を
不審に思った警備員が入り口で止めたのだ!!!
夫はかばんごと車に置き忘れたらしく、それで公寓のオフィスから電話がかかってきたのだ。
実はこの警備員、最近うちの棟の担当になったばかりの新人で、夫の顔を知らなかったのだ。
仕方あるまい、出張で家に居ないし、朝は車寄せのある裏口から出ていくし
警備員としては職務を全うしたまでのことだけど・・・・
がしかし、お客さんと接待で遅くなり、
挙句、真夜中に自分の家に入れない夫の怒りは頂点だったに違いない。
そんなことがありながら、夜中1人インスタントラーメンを作り
ラーメンをすする夫に忠告しました。
今さらですが・・・
「鍵と公寓スポーツクラブIDカードを持って出かけるように」
それと
「この時間に食べると全部身になるの分かって食べてるの?」と
おかげで、私は今日寝不足でした。お昼爆睡しましたけど・・・