三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

「紫菜」岩のり味噌汁

こんばんは。同じ公寓の幼稚園児のお子さんがインフルエンザ→ママにうつったと聞きました。
今年は、日本ですでに学級閉鎖も出てるみたいで、北京も流行が早いみたいですね。
予防接種したけど、まだ2週間たってないから、気をつけなきゃ!

さて、今日は海草(私は岩海苔と思ってますが)

「紫菜」のご紹介です。


北京のスーパーでこの黒い円盤を見たときは「何だこれ?!」と思いましたが


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直径20センチほどの海草の薄い円盤が、10枚ほど重なって1パック、7.5元前後です。


スープやサラダ、炒め物、餃子の具にも入れるそうですが、

私の一押しは「紫菜の岩のり味噌汁」


4人分なら、円盤半分くらいをはさみでちょきちょき切ります。
但し、大きすぎると飲むとき喉にひっかるし、小さすぎると
洗うときに流れてしまうので、1・5センチ角くらいに切ってください。

切った海苔を水でざっと洗って、砂や汚れを落としたら、ぎゅっと絞って
味噌汁に入れ、一煮立ちすれば出来上がりです。

紫菜を切って洗って絞ったところ
イメージ 2


磯の風味、いい香りの味噌汁が簡単に楽しめますよ。

中国で安くて簡単に手に入る食材、わかめを探さなくてもこれで大丈夫!
ぜひお試しあれ~  ◎↓栄養も豊富のようですよ。

*11/27追記・・・私がいつも海苔を買う安芸の郷より

* 岩のり(壇紫菜)について
日本で通称岩のりと称している品種は、ウップルイノリ、マルバアマノリ、ソメワケアマノリ、チシマクロノリ、ウタスツノリ、等々です。弊社「岩のり(壇紫菜)」の原産地は、中国の福建省、浙紅省に広く分布自生している品種です。

中国では海苔を紫菜と言い、壇紫菜は、段上の海苔と言う意味のようです。
この壇紫菜は、海藻資源養殖学の「外国における海藻養殖の現状」に記載されたものを引用すると、壇紫菜は西暦前2500年前より中国の福建省、浙紅省に自生する天然野生種の岩のりで、宗朝(960から279)時代では、地方物産中の珍味として毎年皇帝に献上されていたと言われ、また壇紫菜の繁殖を促す為に、今から200年も前に磯掃除をした記録があるほど、歴史的にも説明の出来る優れた純粋の岩のりです。

壇紫菜の特徴は、葉体が厚く、板状の製品にすると穴があきやすいので、中国では厚く抄かれています。なお、焼いて食べると、歯切れが良く、強い甘みと岩のり特有の香りが有ります。また、日本で一般市販されている海苔は板状にする工程でミンチにかけるため、海苔の細胞の中の栄養分が流出します。それに比べミンチにしない弊社の「岩のり」(壇紫菜)は海苔の栄養分をそのまま召し上がることができます。

しかし壇紫菜は日本より遥か南の地域に自生する岩のりの原種のため、我国では養殖に取組んだ実績はなく、その歴史は1994からの6年程度です、そのため種付の失敗、赤潮プランクトンによる生育時の失敗等により安定した生産に至っておりません。養殖に際しては、海苔網に高麗人参エキスを添加したり色々な工夫をしながら作られているのが現状です。