三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

期末テスト

長男の中学部はあさって木曜日から2日間、今年度初の定期テストがある。

5月末に中学部合同の修学旅行があったため、中間テストは各教科の単元テストに変わった。

他の中学はどうかわからないけど、このテストの準備に学校がとても親切なのだ。学習予定表とテスト範囲が10日ぐらい前に配られている。至れり尽くせりなのだ。

私の中学生の時の記憶では、学習予定表なんていうのもなかったし、ましてやテスト範囲は、先生が授業中に口頭でページ数をいうだけで、そのたびに「ひぇ~、範囲広い」と思ったものだ。

まぁ、あとは子ども次第だけど、学習予定表は親の印をもらって、先生に提出する仕組みになっている。親から言われてやる年齢ではないので、親にとってはありがたい。

テストは5教科、国語、数学、英語、社会、科学。ちょっと待てよ・・・私の時は期末は3日間ぐらいかけて、家庭科とか、保健体育とか、音楽とかあったぞ~。・・・ないのか?なければない方が、はっきり言って楽だなぁ。普段実技がメインの教科のテストって、超範囲広くて、また、そういうのに限って暗記物が多くて、苦労したなぁ。

知らない人も多いと思うけど、在外の日本人学校や日本語補修校は私立学校と同じ位置づけなので、日本の教科書は使うけど、カリキュラムは学校独自なのだ。授業時間も教科も公立校と同じではない。中国の歴史、中国語も英会話も教科として小学校1年生から学習することができる。先生たちのほとんどは、日本の各地から派遣されていて、任期は3年のようだ。子どももだけど、先生の異動も激しい学校なのだ。

アメリカの時は日本語補修校、土曜日に1日授業を受けていた。先生は在住の日本人、教師の資格は要らない。たいていは、アメリカ人と結婚した女性や、現地で大学の先生をしている人がが多かった。週1回土曜日の授業だけど、提出物や授業準備で時間はそれなりにかかるから、お給料は出てるとはいえ、半分ボランティアみたいなものだ。

子どもたちは学校もだけど、放課後日本人の友達と遊ぶのをとても楽しみにしていたから、平日5日間アメリカ現地校に行き、宿題もこなし、土曜日日本語補修校に行くという、ダブルスクールを嫌とは言わなかった。補修校の1週間分の宿題に閉口していたころが、なんとも懐かしく、子どもの成長を感じる。