三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

帰国生受験シリーズ~「帰国生ノート」のススメ

長男が一人、先行一時帰国しまして、ちょっと肩の荷が下りた感じがしています。
あとは本人次第!

さて、ここ1ヶ月は書類準備をしていましたが、願書は親子でバトルを繰り返しながら、
「やっと完成させた」という感じで・・・正直疲れました。

何で?疲れたかというと、子供が「全然書けない」からなんです。親として反省を込めて、
これから帰国生受験をされる方のお役に少しでもたてばと思い、少しアドバイスを書いて
みたいと思います。

帰国生受験では、とにかく記入する書類が多いです。
志願書はもちろんですが、滞在暦、海外勤務の会社の証明

特に志願書には「志望理由」以外に

「海外生活で思い出に残ったこと」
「滞在国と日本との違い」
「海外生活で最も印象に残ったこと」
「海外の学校で特に印象に残っていること」
「将来の夢」
「特技・自己PR」などなど

海外での生活体験を踏まえて、自分なりの考えや意見を書くことが必要とされます。

ところが、これが「いざ書こう」という時に、なかなかできないのです。
うちの子供も考えがまとまらず、願書提出までは親子バトルの日々でした。

なぜかというと、滞在して数年すれば、その土地の生活になれてしまい
来た当初の「違い」は「日常の普通」になってしまうからです。その上
子供は順応し、日々の学校生活に忙しくなって忘れてしまうからです。

もちろん、子供の書く力・表現力・感受性にも差はあるので、ちゃんとできる
お子さんもいると思いますが、これから帰国生受験を目指す人には

ぜひ「帰国生ノート」みたいなものを作ってほしいと思うのです。


最初に外国のその地に足を踏み入れた時の違いや驚き
日々暮らしていく上での小さな発見
楽しかったこと、うれしかったこと、頭にきたこと等を

文章にしておくほうがいいですが、箇条書き程度でもいいと思います。
できれば、滞在国と日本の歴史や、時事問題なども書き加えるとさらにいいと思います。
また、自分史のように足跡を追って書いてみるのもひとつの方法だと思います。

こうして書き留めておいたことをを読み返すことで、願書もかなり書きやすくなるし、
もちろん入試の面接の時にも役立つと思います。

さらに、こういう提出物は何度も推敲を重ね、よりよいものにして出すというのが常識ですが、
子供はそのことを全く理解していません。一度書いて、先生に見てもらって修正を入れれば、
それで完璧!と思っています。内容はもちろん、起承転結、誤字脱字、修正は一度では
終わらないということを、子供に理解させる必要があると思いました。

こうして、私がブログに北京生活のことを記事にしているのは、見た感じたそのことを
書き留めておきたいと思う気持ちからです。帰国生ブログでもいいかもしれませんね。