三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

帰国生受験シリーズ~「帰国生認定」って?

親の転勤に伴い海外に住んだことがある子どもを

「帰国生」とか「帰国子女」

とか呼びます。(以下「帰国生」とよびます)



大学・高校・中学入試において「帰国生」に対して特別な配慮をして行う入試を

「帰国生入試」

といいます。



この「帰国生入試」を受けるためには、まず「帰国生」として学校から
認定されなければならない訳ですが、実は「帰国生」の認定基準には決まりがなく
各学校に任せられているんです。これがややこしい!

大筋で次の3つが大きな条件になります。

滞在期間
帰国してからxx年xxヶ月以内

たとえば高校入試の場合:
中学卒業見込み、或いは中学卒業同等(つまり9th Grade修了してないとだめ)
年数などは学校によってまちまちです。この上

親元から通う
寮は土日閉鎖、土日は親元・親近者宅へ
寮に入った場合も、1年以内に親が帰国
とか様々な学校独自の条件があり、なおかつ推薦ともなれば

英検2級以上
TOEICやTOFELのスコア
内申40以上
という条件もついたりして、なかなか現実は厳しい訳です。


とはいえ、学校によっては合格ライン以下の「帰国生」を特別に考慮して
救ってくれる訳ですが、そのサジ加減は学校次第・・・中には
「合計点に5点プラスまで考慮」とはっきり打ち出してる学校もあります。


で、なんで学校が「帰国生」に特別の配慮をして「帰国生」を入学を期待しているか
というのは、入学後「帰国生」に対して学校が期待していることがあるからなのです。

それは・・・また続きに。