三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

今年の妊婦は大変だ

この3日間、北京では大学の入学試験です。

もともと7月初めだった試験を、数年前から暑さを考慮して
早め、6月初めにしたそうですが、今や6月初めも36℃と
真夏並みの暑さです。意味ないじゃん!


試験会場はクーラーもあるとは思いますが
日本のように寒い時とどちらがいいのでしょうかね・・・




さて、さて、暑くて大変といえば「妊婦さん」



今年は「金の豚年」(暦上では本当は違うけど、皆が間違えてる)
と誤解している人がたくさんいるらしく、去年結婚、今年出産の
カップルがたくさん、中国2007年ベビーブームです。


去年暮れ頃から、街中でもよく妊婦さんを見かけるようになりました。



私の中国語の先生もオメデタで、今8ヶ月。
暑い中、大きなお腹で家庭教師に来てくれます。




今年は出産する人が多いので、いろいろなことが起きてます。


産婦人科が混む

 先生情報ですが、北京では出産を扱う大きな公立病院は2ヶ所。
 北京市内のほとんどの妊婦はその病院で出産するそうです。

 先生は、友人の医師の紹介で、北京の別の病院で診察・出産を予定
 しているのですが、受付して診察が終わるまで

 毎回4時間待ちだそうです。
 コネがあっても、関係ないんですって。

 担当の先生は1日100人の妊婦の診察をするから
 1人約3分診療、日本の大学病院並の短さです。

 *日本なら街中の産婦人科医院で出産する人もたくさんいるのですが、
  中国は小さな個人病院は医師の質が悪く信用できないから、
  出産は大きな公立病院に集中すると先生は言ってました。

 *中国では里帰り出産はできないそうです。同居の義父母が手伝ってくれたり
  また故郷の親が手伝いに来てくれるのが普通だそうです。




②入院日数は1日
 
 先生の病院では通常出産後3日で、問題なければ退院なのですが、
 今年は出産後

 1日で退院

 なんだそうです。理由は簡単!ベット数が足りないからです。
 単純に出産数は3倍とも考えられますね。
 2007年中国人口の発表、ちょっと怖いものがあります。

 因みに、産後1日で退院はアメリカと同じ(入院費が高いからだと思います)
 日本は初産は1週間、経産婦は5日で退院だったと思います。
 



③ありえない間違いが・・・
 
 先生の出産予定日は7月25日なのですが、

 当初、アシスタント医師が出産予定日計算した時は
 

 8月5日


 が、先日の診察で、予定日を計算するダイヤルのような道具を見てみたら
 予定日が2週間早いことを自分で発見したのです!!!
 
 いくら妊婦がたくさんいるとしても、アシスタントが割り出した
 予定日を確認するくらいして欲しいです。

 先生、すごく怒ってまして、友達の知り合いの医師の紹介でいったのに!
 信用して通院してたのに、「この病院にしてちょっと後悔してるわ」って。




④来年もベビーブーム

 それじゃ、来年は出産する人少ないだろうと思うでしょう。
 それが違うんだなー

 じゃ~ん、2008年 北京オリンピック
 
 の記念すべき年なので、ゼッタイまたベビーブームだと
 先生は言うのです。確かにミレニアムベビーで、2000年は
 出産数が多かったし、オリンピックベビー狙ってる人多いかも。




⑤子供達は一生競争
 
 ただでさえ、人が多くて、競争が激しい中国
 今年2008年生まれの子供は、これから先ずーっと
 競争にさらされます。

 小学校・中学校・高校・大学・就職・結婚・・・大変です。




妊婦さんたちの安産をお祈りしてます。「母子平安」




*関連用語*

予定日=預産期
出産=生産
超音波=B超
逆子=臀位
分娩室=産房
粉ミルク=奶粉
紙おむつ=紙尿褲