三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

爆竹の翌日

中国のお正月、春節が2/12(日)に終わりました。

日本の松の内と同じく15日間あって、その間爆竹・花火は常にどこかで上がっているのですが、特に年三十(大晦日)、大年初一(元旦)、元宵節(春節の最終日)が爆竹がすごく、夜はひっきりなしです。

花火大会とかじゃないんですよ。市民が好きにあげてるです。マンションの窓から、屋上から、レストラン前の歩道とか、あちらこちら、一部禁止されている場所を除けばあちこちで、バンバン、バンバンやってます。

まるで戦争のようとでもいいましょうか。花火の閃光と爆音は、私の記憶に強烈に残る映像のイランVSアメリカの戦争を思い出させました。

2/12の夜も、もちろん、ものすごい爆竹・花火でした。

翌日、中国語の先生が

「今日は何故曇りなのか、知ってる?」

「もしかして、爆竹の煙のせい?」

「そう!それに、空気汚染もひどいの」

げげぇ~、だって、小雨も降ったじゃないの。それって化学汚染の雨!!!

そろそろちゃんと考えてなさい!日本なんて、自治体によってはお札やお守りのお炊き上げも禁止されてるっていうのに・・

この春節、一家庭平均1万元は使ったといわれてるけど、しかし、何でそんなに花火に無駄なお金を使うのか?と思う。先生いわく

「今年は13年ぶりの解禁だからね。来年は減ると思うけど」

「無駄使いでしょう?」

「無駄使いじゃないの。中国人は花火をあげるのが好きなの。数千年にわたってずっとやってきたから」

ってことでした。爆竹は確かに面白いけど、そんなにたくさんのお金をつぎ込む勇気は私にはないな。

********************************

因みに、爆竹に火をつけるのは男性の役目で、爆竹に火をつけて、途中で火が消え不完全で終わると、その年「不吉利」だという迷信があるそうです。