三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

マンホールから・・・・

日本人学校前の道路は行き止まりになっているので、路上洗車場になっている時がある。

登下校の時間を除いては、車の往来も、駐車する車もないので、格好の場所らしい。なので、タクシーがたくさん乗り付けて、洗車をしてもらっている。

誰が洗車してるかっていうと・・・ポリバケツ1つ持ったお姉さん・おじさん数人がせっせと洗車しているのだ。

今日も、零下の寒い中、せっせと洗車、車を拭く雑巾から湯気が出てる、しかも素手だ。

ひぇ~・・・手が凍るよ!(北京の女の人の皮膚は強いのだ!うちのアイサンなんか、キッチンハイターも素手で大丈夫なのだ)ご苦労さんだねぇ~なんて思っていたら、

帰り道、不思議な光景を見た。



歩道の湯気のでているマンホール、その穴にお姉さんが、バケツを持って入っていく。

えええぇ~・・・何で、何やっての?

お湯汲んでる~!!!うそでしょう?

お姉さんは、お湯のバケツを路上に上げると、さっと穴から出てきて、マンホールの蓋を閉めた。



北京には湯気の出ているマンホールがあちこちにある。市民の暖房のお湯の湯気がもれているのだ。

そのお湯を失敬して、洗車の商売をしてるのだ・・・そんなのあり?雑巾の湯気はそういう訳?!

だって、日本人学校の前って、公安の車とかよく来てるし、警備員もいるのに・・・なんて大胆なんだ。

写真を撮りたかったけど、さすがにまずいと思ってやめた。

あまりに中国らしくて、今日は久しぶりに驚いた。