三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

「花好月園」 臭いお姫様の話

今日お昼ごろたまたまつけたBTV(北京電視台)でやってた「花好月園」。多分映画だと思うんだけど、これが面白かった。

私の大好きなラブコメディもの、もちろん中国語だったんだけど、中国語と英語の字幕があったので、わかったよ~。

笑えたよ。なんてったて、設定が傑作!ありえないだろう~って感じがいいね。

**************

男の子の子どもをたくさん持つ皇帝、何とか女の子が欲しいと思っていた。やっと、待ち望んでいた女の子に、みんな大喜び。

が、しかし、生まれたお姫様は「臭い」、誰も近づけないぐらい臭いことがわかって、隔離されて育てられる。

お年頃になり、結婚相手を探そうにも、あまりの臭さに、誰もが逃げていく。

そこで、国中に「お姫様が臭いから、その臭さを消した者に結婚を許す」とおふれを出し、におい消し名人を募集する。

応募者の中から、ドリアン・足の臭いなどの強烈な悪臭を消す試験にパスした二人が残り、お姫様の臭いを消すための薬や療法を研究し始める。

1人は代々医者の家系の若者、もう1人が花や香りにめっぽう強い普通の若者。その香りに強い若者は、ある日偶然であった、「臭い」魚屋の娘にさまざまな実験や試作品をためし、二人は協力して、お姫様のにおい消しという目標に向かっていく。

二人の対決の日、医者の若者は「嗅覚をなくす針治療」で、周囲がお姫様の臭いがわからないようにするという手段に出たが、皇帝の怒りに触れ、追い出される。もう一方の若者がようやく作り上げた薬、それを飲んだお姫様、何と臭いが消えた。

喜びの宴の席で、いよいよお姫様のお披露目となり、登場するも薬の効き目は一時的なもので、再び「臭いお姫様」に戻ってしまい、若者は自分の命を掛けて、もう一度薬を作りなおすことを約束して、再度薬作りに帰る。

若者は、すぐさま魚屋の娘のところに行き、涙をくれと頼む。あるとき流した魚屋の娘の涙が、臭い植物の臭いをとりさったことを思い出したからだ。なかなか泣く事が出来ない娘に、魚の臭いの着物を着て、本来の自分の臭いをごまかしているだろうと、若者が言うと、娘は身の上話を始め、そのうち、ぽろっと涙が流れる。

その涙を入れて、薬が出来上がった。急いで、皇帝のところに持っていこうとするが、自分の魚屋の娘に対する気持ちに気がつき、その薬を魚屋の娘に飲ませる。

皇帝の所に謝罪と命をとられる事を覚悟して向かい、最後にお姫様に誤りたいと申し出ると・・・そして、何と現れたお姫様は、あの魚屋の娘。そして、その娘は薬のおかげで、もう臭わない、臭くないお姫様になっていた。二人は結婚、めでたしめでたし。

*******************

お姫様がどうして魚屋にいたかというと、あるとき、自殺を試みて、隔離された部屋から、池に身投げしたのね。そうしたら、なぜか、魚と一緒に魚市場にあがってきて、魚屋に助けられて、それから、たびたびお城を抜け出して、魚屋の娘になっていたというわけ。

抜け出すお姫様、お殿様の話はは定番だけど。まぁ、とにかく笑えたので、チャンスがあったらぜひみてみてくださ~い。