三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

胡同人力車料金のからくり

昨日、胡同めぐりをしようと、友人と出かけた。真冬は寒くて、外をぶらぶらするなんてできないそうだから、気候のいい秋が出掛ける絶好のチャンスだ。

前海~後海~鐘楼~烟袋斜街~鼓楼大街~帽儿胡同~南楼鼓巷というルート

以前友人と南楼鼓巷~鼓楼のルートで胡同めぐりをしたので、今回は2回目。


このあたりを歩くと、イヤでも胡同めぐりの人力車のおじさん&お兄さんが声をかけてくる。

「不要!」と断り続ける。この日も歩くつもりで、無視していたけど、友人の一人が乗りたいと。そこで、値段交渉。

おじさんがチケットを見せてきた。胡同ツアー1人180元。交渉して、4人、人力車2台、1人40元/1時間。高いとはおもったけど、まぁ、一度くらいは乗ってみてもいいかと、胡同をめぐりながら、南楼鼓巷まで乗ることにした。

やっぱり、かなりがたがたするもんだ。道に落ちてる障害物もどかさず、走るから、かなりお尻に響く。

乗ってすぐ、四合院の民家が見れるからと連れて行かれた。そこで、なんと入場料20元!だって・・・うそぉ、ちょっとお茶が出て、見るだけなのに、超高い。茅盾故居は5元で見れるのに。

「不要!」と次の目的地鐘楼へ。すると、鐘楼の外にある入場券売り場へ、なに!65元?看板をよく見ると、鐘楼+鼓楼+ガイドツアー+ショーが含まれている。

私たちは鐘楼だけでいいんだから、何でこんな入場券売り場に連れてくるの?みんなで、鐘楼の正規の入場券売り場へ向かい、15元。人力車の会社のやり方なんだな・・・あちこちと組んで、コミッションが入るようになっているんだ。なるほどね。

最終目的地に行く前に、評判のベトナム料理の店があったので、そこで、人力車はおしまいにして、支払い。おじさん&お兄さんに4人分の料金160元を払うと、チップをくれ!とな。え~、中国はチップいらない国でしょう?どうして~。

私たち、全然コミッション落としてないからだ、多分。仕方がないので、10元チップ渡したら、20元チップが欲しいと。なにぃ~?欧米人は気前がいいのだろう。私たち、これ以上出せないからと、ランチへ向かった。


結局、胡同ツアー180元というのはこういうチケット代や民家の見学料が含まれているのだ。

そういえば、隣接のホテルから出る万里の長城と明の十三陵ツアーでも、行きたくないお茶屋、ヒスイや、七宝焼きのような景泰藍の店に連れて行かれたし・・・日本のツアーもお土産やにはよるけど、あんなにあからさまに商売がらみじゃないよね。

そして、ランチの後、歩いて茅盾故居、見学料5元でした。(私は前回見たので、外で友人を待つ)

今日は勉強になりました。やっぱりあのあたりは北京独特の風情があっていいです。買い物もしたし、やっぱり楽しかった!また行こっと。