三都ものがたり、その後

息子たちの自立までの記録、現在格闘中です。【過去ログに北京情報もあります】

また帰る

昨日が六七日、明日から3日間、四十九日の法要のため帰る。

今回は私一人で帰る。週末は夫が家にいられるように仕事を調整してくれた。月曜日朝、子供たちを学校に行かせた後、夫は上海出張に出かける。私は日本から北京に午後戻り、子どもの帰宅の時間には何とか、ぎりぎり間に合う予定。

なんとも、綱渡りのようなスケジュールだけど、何とか四十九日に帰る事ができる。

それも、これも、子どもが大きくなってくれたおかげ、ご近所さんのおかげ、おっと!忘れてはいけない夫の協力があってこそ。ありがとう。



2日前、昼寝しているとき、父が亡くなってから初めて、夢に出てきた。

なぜかわからないけど、実家からすぐの緑の公園の見える、広いマンションに引っ越した。緑の庭を見ながら、ダイニングテーブルのいすに座って、父がニコニコしている。

父の友人や親戚がたくさん集まっているけど、父の存在に気がついているのは私だけ。

「お父さん、良かったね、こんな広い、いいところに引っ越せて」というと父はやっぱり、にっこり笑っている。

父はお酒を飲んで上機嫌。父がいることを、周りのみんなに言っても、誰も気づかないけど、そのうち、父の友人の一人が父の存在に気がつく。

すると、芸者さんのような和服を着たきれいな女性が父の手を引き、行ってしまおうとするので、
「お父さん、待って!」と父の手を握ろうとすると、

それが、私の寝るときのお気に入りのふわふわぬいぐるみピローの手だった。泣いて、目が覚めた。

笑って楽しそうだった父の姿、夢ででも見れてよかった。